私が普段作る「辛くないインドカレー」、周りのたいていの子どもちゃん達は『美味しいっ♪』て喜んでおかわりもしてくれたりするんですが…

残念な事にうちの子はスパイス・・・・・10代に入っても拒絶反応。ラーメンの胡椒少々にすら、『なんで入れたぁー(怒泣)!』   ~え?ちょっとしか振り入れてないのに・・・~  『こんなの食べられない。ラーメン食べたかったのにー(泣)』

で・・結果作り直し・・・・でも、、甘やかしじゃないですよ。大きくなってもホントに味覚が過敏でキツイんだよね。『悪かったよ。お前さんとは感覚が違うことに思いやりが足りなかったよ!!(半怒)』

そんなわけで、現在の私が作るスパイスカレーをバクバクおかわりして食べてくれるようになるまでは、長い道のりになるだろうから、我が子のためもあるけど、味覚過敏な子や大人でも食べられるスパイスカレーを、私なりに研究、試作する事にしました。

先ずは敵(笑)を知ることから。。。うちの子については確かに、生姜、にんにく、長ネギなどの薬味系は苦手で、火を入れてもなかなか食べられるようにはならなかった。今でもにんにくの欠片を見つけたら慎重に除けていますね。

唐辛子や胡椒がちょっとでも入っていたら、辛さに直ぐ気づいて食べられない。特に加工品て結構かな~り色々な商品に入っていたりするから、それに頼れずに手作りしてましたね。(麻婆豆腐の素とかがいい例)   大人の普通の味覚からしたら、最初、『何か足りなーいい(泣)!』て味なんだけどね、だけどこれがそのうち慣れてくるんですよ。

そのうち素材の味が分かる様になる・・・    そうなると次は・・・→和食が食べたくなる→出汁・素材が気になる→醤油とか塩とか味噌とか調味料を色々と試したくなる(地味~(笑))と、そんな風に変わってくる。  で、終には、甘・辛・塩辛・スパイシー・人口調味料・酒・たばこ・カフェイン・女(男)!?などなど、依存や中毒になりそうな強い刺激が生活全般にあんまり要らなくなってくる(笑)と、よく言われてますよね。嗜む程度で満足。『もっともっとぉ~足りなーい!』が無くなるとかね。そうなると気持ちはいつも穏やかで楽ちんですよね。それに費やす時間もお金も浮きますしね♪ ま、現実は人それぞれですがねぇ。

話を『敵を知る』に戻します。味覚過敏なうちの子、からし・わさびは、そのものを直接付けながらはまだまだ無理ですね。納豆のからしでさえ使ってないくらいだからね。けれど、ほんの少量を調味料によく溶かして使用すると食べられるみたいよ。

例えば、①醤油にからしを溶かし込んで和え物の味付けに。②豚カツのソースに、からしを擂りごまと一緒に溶かし込む。③わさび抜きのお寿司だけど、醤油にわさびの少量を溶かし込む。 いずれも少量で薬味のダマ(固まり)が残らないようによくマゼマゼします。

つまりは、敏感な子は分量を超微量からスタートして、様子を見ながら増やせるのだったら増やせばいいんでしょうね。 因みにそのワサビやからし等の薬味の美味しさにうちのお子ちゃまは気づいているかどうか?というと、ちゃんとわかるみたいです。お寿司の時ワサビ入りの醤油を付けて恐々と食べ、『あれ?辛くない、美味しい!!』とのことでした。(親としては成長を感じられてとっても嬉しい場面。やっぱり早く同じものを食べられる様になって、これは美味いね~とか共感したいもんです。)

カレーに関してはうちの子は市販のルーの甘口を利用して作ったものとか、レトルトカレーの甘口でバクバクおかわりして食べる。最近やっと中辛まで食べられるようになってちょっと安心したけど、まだまだスパイスカレーまでは険しい。年齢とともに少しずつ大丈夫になって来たかもしれないけど、昨日のスパイスカレーには無表情で終始無言。おかわりはせず、さっさと食卓から消える消える(笑)

私のスパイス料理の準備中はさぞかし、鼻で警戒してるんだろうな・・・(笑)想像ができるわ。食べる前から匂いで既に萎えているって事よね(笑) 食卓に着いた瞬間『これ食べられるかわからない』ときたもんだ。

胡椒も、胡椒の中ではマイルドなホワイトペッパーしか長い間食べらず、つい最近やっと粒のブラックペッパーが大丈夫になったばかり。粒をまともに噛み砕いたらさすがに辛いけど、だいたい歯と歯の間で石臼のように擂り潰される事なく口腔をスルーして胃に入るからね。

そもそも乳幼児と妊婦さんてデリケートだから、刺激になる食べ物は避けたほうがいいと言われてる。

にんにく・生姜(必ず加熱)、スパイスやカレー粉、生のネギなんかは、離乳食完了期の一歳半位から種類や量に気を付けてやっと使用出来るようだけど、それでも薄味で素材の味がメインでスパイスの大量使用は勿論NG、風味付け程度に使用するところからだそうで。

バジルやオレガノなどの香草や生のハーブ類は下痢する可能性もあるから5歳以降に食べさせるように気を付けるとか、辛みのあるスパイス(唐辛子・チリペッパー・からし・マスタード)は大人でも刺激があるくらいなので10歳過ぎてから食べさせる、とかね。子どもの消化器官が完成するのは大体10歳位だかららしいです。ワサビは特に強烈な辛みがあるから10歳までは避けたほうがいいとのこと。

エスニック料理に使われることの多いスパイスは元々子どもにはあまり好まれないものだし、スパイスがトラウマになってその料理が苦手になってしまうこともあるから、無理には食べさせなくて全然構わないと思う。ただ1~2歳は味覚の形成期と言われ色々な味を経験させることで味覚が発達するんだって。それに、にんにくや生姜は風味が増して食欲も上がるし元気がでるよね。スパイスや薬味、上手に食べさせてあげられたらいいですね。

色々書きすぎてしまったので今日はここまで。最後まで読んで下さった方ありがとう。昨日作った味覚過敏さん向けスパイスカレーの試作レシピその①は次回載せる予定でいます。