日当りはいかがですか?うちは一日のうち数時間だけしか日があたらない場所がほとんどなんじゃないかと……。そのせいか花の苗や野菜の苗がうまく育たず、なかなか大きく実らなかったり、収穫が遅かったり、ナメクジやワラジムシやダンゴムシに花を食べられてしまったりすることも多く、ちょっと前まで家庭菜園・ガーデニングは半ばあきらめてました。

ガーデニングの始め方

ガーデニングなんてやってられない!!

そもそも主婦って忙しいのよね……朝から晩まで。

家事はなんだかんだでエンドレス、気付いたら気付いただけやることは出てくるし。

子どもがいたら子育て。

それこそ手のかかる方の子とご縁があったなら、想像もしてなかった事態にしょっちゅうおちいり緊急対応(笑)。

ちょっと地方だとなにかと送り迎え必須。

PTAもそれなりにまわってきたり。

頼れる両親が近くにいないのに、夫が家庭に協力的で無かったり。

で、何かとお金はかかるから、主婦は働きに出る。

自分の時間なんてますます無くなっていっちゃう。

これ以上何をしろっての?? (笑)

正直、やること、一つでも減らしたい。

やらなくてもいい事はやらないでいいようにしたい。

増える雑草

はっきり言って庭まで手が回りませーん。

頭も体も今やらなきゃいけないことでいっぱいだもん。

疲れ切って窓の外を見ると、反対に元気いっぱいの雑草だらけのお庭……。

お庭ではなく……汚庭……? (沈)

で、見て見ぬふりをしばらく続ける。

ま夏前にはどうにも限界になってくる。

背の高い雑草に攻め込まれる気がしてくるから(笑)

草刈りするか?しないか?

とりあえず何もわからずひたすら草刈りするしかない。

毎年それを繰り返していたけど、それもなんだか限界で、もしかして草刈りをしないですむ方を探した方がいいんじゃないかと思い始める。

草刈りをしないですむ方法

草刈りを避ける方法は結構色々あるみたいで、

  • 除草剤をまく
  • 砂利を敷くレンガを敷き詰める
  • 防草シートを使う
  • 水で固まる土を使う
  • 塩水をまく
  • 雑草ではない植物で地表を覆う

などなど。

植物への愛着

草刈りをしてる途中、これ雑草じゃないんじゃないの?

というものが見えてくる、出てくる、あれもこれも。

でもわからないから勢いでカットしてしまう。

だってもうカットしていかないと大変な事になっちゃうから。

けどね、なーんか勘が働く時がある。

これはちょっと違うんじゃない?かつての家人が大事に植えたものじゃない?

ある程度年期が入った家の庭には、年代や好みにもより、そのときの家の人の思いが詰まってて。

どんな庭を楽しんでいたのか、どうここで過ごしたかったのか、どんなことを大切にしていたのか?

とか、庭木や置石もふくめて、ぞんざいに扱えない感覚になってしまうのだ。

それは汗をかいて雑草と本気で戦った分だけ(笑)

「私が助け出した」とか「お宝を見つけた」と、いった感覚におちいるのだ。 

それに雑草の中でも生き残り、時期が来たら芽を出してくる植物って、この土地や土にとっても合ってるって証拠。

そう、愛着がわいてしまうのだ。

庭をスッキリさせるつもりが、いつの間にか、もったいなくて捨てられなくなってる。

それなら草刈りはまめにしよう

ああ……。

結局『相手を説得しに行ったのに、逆にその相手に説得されて意見が変わって帰って来た、全く役にたたない人』に……(笑)。

草刈りをしなくて済む方法もあるんだけど、そのための、費用や手間が結構かかったり、ほかの大事な植物の成長を止めちゃったり、庭の段差があちこちにあってやりにくかったり。

無農薬野菜を育てて食費節約もできなくなるし。

なんだかこの庭の伝統に愛着がわいてきたりして。

結果、スッキリモダ~ンな今どきの庭じゃないほうがよくなってしまった……

結論は、手入れが超簡単な庭づくりをめざして草刈りはすることになりました。

あはは~

癒され、手入れが楽な庭づくりをめざして

草刈りはするって事で庭づくりをすることに決めたので、ならば、どうしたらなるべく手間をかけずに楽しめるのかを考えるようになりました。

その答えは……

草刈りをできるだけしないでいい状態を目指すっていうこと

雑草の利用法

そもそも雑草ってホントに全部抜いて捨てなきゃいけないのかって言ったらそうでもない。

使える雑草? 草? はえてませんか?

食べられる草、お茶になる草は捨てないで利用する。

収穫に一番いいタイミングで引っこ抜きながら、ひろがってほしくない場所に生えていたらそこは入念に根っこを引き上げます。

どうでしょう? これだけで雑草扱いしなきゃいけない草が減り、むしろ夕飯のおかずが増えますよ。

例えばドクダミとかユキノシタ、ヨモギって薬草だけど結構どこでもはえてますよね。

お茶にしてのめるし、ヨモギは草団子の材料になるし、ドクダミとユキノシタの葉っぱは天ぷらにしたらおいしいですよ。お子様もバクバクたべてくれます。

とにかくそんなのも面倒くさいなら、お風呂の入浴剤として湯船にうかべます。薬効もあるかもしれないけど、まずは水道水の塩素の除去にもなりそうです。

これで、草取りもただの虚しい作業ではなく、生産性が出てくるので、雑草に向かい合う楽しみがでてきます。

雑草のグランドカバー

例えばうちでは、カタバミ、ユキノシタという植物をあまり抜きません。

ほかの雑草にはえてほしくなかったり、地面が乾燥してカチカチに固まってほしくないところにわざと残しておいたりしてます。 

生えてほしくないところまで生えてきたらそこは抜いていきます。

クローバーなんかも背丈が高くなるわけじゃないので、はえてたらそのままはやしておきます。

ユキノシタは日陰のじめっとしたところに生えやすく、茎を横に伸ばしてどんどん増えていきますが、根っこを深く張らないので、増えすぎたらすぐに抜け、草取り作業はらくです。葉はハート形をしてて模様もおもしろいです。

草取りをして蚊に刺されたら、さっとユキノシタの葉っぱを切って汁をすりこむとあっという間にかゆみが止まるので便利です。

ガーデニングの始め方~まとめ

うちのように、かつての家人が色々植えこんでいた場合は、新しい家主にガーデニングの理想や希望はあるでしょうが、まずは夢をいったん捨てて(笑)無理をしないことが大事です。

その土地や土に合う合わないがわかるまでは試行錯誤することになるので、焦らずに草取りをこまめに最小限にしながら、少しずつ色々試していく事が必要かと思います。

投げ出してしまうと……

空き家か? (笑)という庭にあっという間になってしまい、どんどんやる気が下がっていってしまうので、まずは心の持ち方から。

ガーデニングは、いちどきに完成させるものではなく、庭との付き合いの積み重ねを楽しむものと思って始めてみられたらそこにはもう癒しがあるはずですよね♬